今年度4回目(旭川市2回・北斗市・紋別市)の開催です。オホーツク管内では、昨年の北見市開催(ネイパル北見)に続いて、2回目の開催となりました。紋別市生涯学習センターと北海道ラグビーフットボール協会の共催事業としての開催でした。
参加者は、教員4名・ラグビー少年団指導者6名・一般参加者15名、計25名でした。参加者は、タグラグビーの指導に興味・関心はあるものの、指導法や知識について具体的なものを欲している集団でした。このため、本事業の対象として、目的に合致した集団であったため、講義及び実技においても参加者から有意義であったという声が多く聞かれる研修会となりました。平均年齢が40代後半であったため、運動量を抑え、「子どもたちが楽しくタグラグビーを行えること」を念頭に、「ラグビーにつなげる発想ではなく、純粋にタグラグビーを楽しむ」ことをテーマに研修会を実施しました。紋別地区の今後のタグラグビーの発展につながる取組となりました。
会場となった「紋別生涯学習センターLiLa(リラ)」は、元は小学校の校舎を社会教育施設としてリニューアルした施設であり、講義室や体育館が併設された素晴らしい会場でした。快適な環境での開催は参加者及び指導者にとっても良い時間となりました。
講義は、「学習指導要領におけるタグラグビーの位置づけ」「タグラグビーの魅力・種目特性」「日本協会資料ガイドブックの活用法」「タグラグビーの実際(映像)」「指導上のポイント」「本日の内容」「指導の組み立て(ルールの活用法)」など、多岐にわたる内容となりました。
実技は、子どもたちの心を掴む「グルーピング・ドリル」で気持ちを盛り上げ、セルフストレッチからスタートしました。
タグ・ベルトの装着を解説とポイントを並行して行い、最初は「タグ・コール」でどのように子どもたちの気持ちを乗せていくかを実施し、タグ・ベルト装着後は、「1対1」によるタグ取りゲーム、集団で体育館全面を活用したタグ取りゲームを実践しました。
ボールの扱い方と、制限を加えず、「HOWではなくWHEN」のハンドリング、グリッドを活用したドリルでは、動きながらのハンドリングから、「コール」「ムーブ」を積み上げていき、段階を踏んだ指導法を学ぶ機会となりました。
対人スキルでは、ラグビー未経験者を前提とした動きを想定した内容とし、数多くパス動作を行うことをポイントとしました。そこから、人数を増やし、ラグビーの特性である自己犠牲による連続プレーを体験し、ミニゲームへと進展させた内容でした。
閉講式で、「タグラグビーティーチャー研修会修了証」を手渡し、元気な「タグ・コール」の下、集合写真を撮影し怪我なく終えることができました。
参加者からは、「とても学びが大きく。体を動かすことの楽しさを再認識することができた」という声が多く上がっていました。
北海道ラグビーフットボール協会コーチ委員会では、要請に応じて「タグラグビーティーチャー研修会」を開催いたします。お気軽にご相談ください。